近年、eスポーツの隆盛やPC・コンソールゲームの高性能化により、ゲーミングデバイスへのこだわりがますます高まっています。
マウスやキーボード、モニターといった主要なデバイスはもちろん、イヤホン(ヘッドセット)もゲームの勝敗や体験を左右する大切な要素です。
特に「ゲーミングイヤホン」は、軽量かつ高い遮音性、マイク性能などが重視され、ヘッドセットとは異なる魅力がたくさんあります。
外でゲームをプレイする際や、ヘッドセットが苦手な人にとっても要注目のアイテムと言えるでしょう。
本記事では、ゲーミングイヤホンの選び方や、おすすめのモデルを幅広くご紹介します。
FPSやTPSなど、足音や位置情報が重要なゲームを快適に楽しみたい方や、PCやスマホでゲームをプレイする際に持ち運びやすさを求める方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
ゲーミングイヤホンとは
ゲーミングイヤホンとは、主にゲームをプレイするために特化した機能やデザインを備えたイヤホンを指します。
通常のイヤホンとの大きな違いは、マイク性能や音質(足音や定位の把握)、装着感の良さ、遮音性など、ゲームプレイを快適にする要素が重視されている点です。
近年のeスポーツシーンでは大きめのオーバーヘッド型ヘッドセットが主流なイメージもありますが、「軽量で持ち運びしやすい」「頭を圧迫しない」などの理由から、イヤホンタイプを選択するプロゲーマーやストリーマーもいます。
スマートフォンでのモバイルゲーミングが普及するにつれ、ゲーミングイヤホンへの注目はますます高まっています。
ゲーミングイヤホンを選ぶメリット
- 軽量で長時間プレイに最適
ヘッドセットと比べて圧倒的に軽く、耳への負担が少ないため、数時間にわたる長時間プレイでも疲れにくいです。 - 持ち運びが容易
コンパクトに収納できるため、外出先やイベント会場、友人宅などへ気軽に持っていけます。
スマホやタブレットでゲームをプレイする際にも便利です。 - 頭部への圧迫感がない
ヘッドセットの締め付けや蒸れが苦手な人でもストレスフリーに使用できます。
また、ヘアスタイルを崩したくない方にも好都合。 - 通気性が良く耳が蒸れにくい
イヤホンは耳全体を覆わないため、暑い季節や湿度の高い環境でも比較的快適に使用できます。 - ゲーム以外の用途にも対応しやすい
音楽鑑賞や映画視聴など、普段使いのイヤホンとしても活躍。
専用のゲーミングデバイスっぽさが少なく、TPOを選ばないモデルも多いです。
ゲーミングイヤホンの選び方
1. 装着感・フィット感
イヤホンは耳の穴に直接装着するため、自分の耳に合わないと痛みや圧迫感が生じることがあります。
ゲーミングでは長時間使うことが多いので、快適な装着感は非常に重要。
- イヤーチップの素材・サイズ:シリコンやフォームタイプなど、複数のサイズが付属しているかチェック。
- シュア掛け対応:ケーブルを耳の上に回す方法。
2. 音質・サウンド傾向
ゲームプレイでは、低音を強調した迫力あるサウンドよりも、中高音域の解像度や定位感が重要になる場合が多いです。
とくにFPS(First-Person Shooter)やTPS(Third-Person Shooter)では、足音や銃声の方向を正確に把握できるかどうかが勝敗を左右します。
- フラット or やや中高音強調型:足音や環境音がクリアに聞こえる。
- 低音重視型:迫力や没入感を得やすいが、細かい音の判別が難しくなる場合も。
3. マイク性能
オンラインでのボイスチャットや配信を行う際は、マイクの品質も考慮しましょう。
- インラインマイク:イヤホンのケーブル途中にマイクとリモコンが付いているタイプ。
- ブームマイク付き:口元にマイクが近く、明瞭な音声を伝えやすい。
- ノイズキャンセリング機能:周囲の雑音を低減し、自分の声だけを鮮明に伝える。
4. 有線かワイヤレスか
ゲーミングイヤホンには有線モデルとワイヤレス(Bluetooth)モデルがあります。
- 有線イヤホン:遅延が少なく、安定した音質を得られるのが魅力。
- ワイヤレスイヤホン:ケーブルが邪魔にならないため自由度が高いが、音声の遅延やバッテリー駆動時間に注意。
FPSなどでは微小な遅延が勝敗に直結することがあるため、有線モデルが好まれる傾向にあります。
逆にモバイルゲームやカジュアルプレイにはワイヤレスも選択肢となるでしょう。
5. 対応端子・接続方法
PCやPS5・Xbox Series X|S・Switchなど、使用デバイスに合わせた端子が必要です。
- 3.5mmステレオミニプラグ:多くの機器に共通しており、汎用性が高い。
- USB接続:PCの場合、サウンドカード的な役割を果たすモデルもある。
- Lightningコネクタ:iPhone/iPad向け。
- Bluetooth接続:スマホやタブレット、Nintendo Switch(本体のFWバージョン次第)でワイヤレス接続可能。
ゲーム機のコントローラーや専用アダプターとの互換性も確認しておきましょう。
6. 遮音性・ノイズキャンセリング
ゲームへの没入感を高めるには周囲の雑音を遮断することも重要です。
- カナル型イヤホン:耳の奥までフィットし、物理的に遮音性が高い。
- アクティブノイズキャンセリング(ANC):外部の騒音を逆位相の音でキャンセルする機能。
7. デザイン・耐久性
ゲーミングイヤホンは毎日使う人も多いため、耐久性のあるケーブル素材や断線防止設計をチェックしましょう。
外観面では、ゲーミング感の強いデザインからシンプルなものまで幅広いので、好みに合わせて選べます。
- 編み込みケーブル:断線しにくく、絡みにくい。
- 軽量化や耳への負担を減らす設計:長時間装着していても疲れにくい。
ゲーミングイヤホンの活用ポイント

1. FPSでの足音・方向感覚
FPSでは、足音や銃声の方向を正確に聴き分けることで勝利に繋がる場合が多々あります。
ゲーミングイヤホンを選ぶ際は、定位感や高い解像度を重視し、音の細部まで拾えるモデルを優先しましょう。
また、バーチャルサラウンド機能を備えたものや、イコライザーで足音を強調できるモデルも有効です。
2. 長時間プレイの疲労軽減
イヤホンの装着感が悪いと、1~2時間のプレイでも耳が痛くなったり、肩こりの原因になることもあります。
適切なイヤーチップサイズを選び、可能であればフォームタイプのイヤーチップを試すと、フィット感と遮音性がアップし、疲れにくくなるでしょう。
3. 外出先やモバイルゲームでの活用
スマホの音ゲーやMOBAなど、モバイルゲームを本格的にプレイするシーンが増えています。
ゲーミングイヤホンなら、有線接続で遅延を抑えられるのはもちろん、ワイヤレスモデルでも近年は低遅延コーデック(aptX LLなど)を採用したものが増え、快適な操作が可能です。
通勤・通学時やカフェなどでも手軽に使えます。
4. ボイスチャットと環境音のバランス
チーム戦や協力プレイで重要なのが、ボイスチャットの聞き取りやすさ。
ゲーム音とチャット音声のバランスを調整できるモデル(インラインリモコンやソフトウェアなど)は、状況に合わせて最適な音量を簡単に切り替えられます。
外部の音も多少必要な場合は、片耳スタイルやオープンイヤー型という選択肢も。
おすすめのゲーミングイヤホン5選
ここからは、実際に人気を集めるおすすめのゲーミングイヤホンを5つピックアップしてご紹介します。
自分のプレイスタイルやデバイス環境に合ったモデルを見つける参考にしてください。
1. HyperX Cloud Earbuds
- 特徴
-
ゲーミングブランド「HyperX」によるカナル型イヤホン。
- 主な仕様
-
- 3.5mmステレオミニプラグ接続
- インラインマイク付き
- シリコンイヤーチップ(3サイズ)付属
- メリット
-
- HyperXらしいデザインと軽量設計で、長時間プレイにも向く。
- 任天堂Switchやスマホでも使いやすく、携帯性が高い。
- 価格帯が比較的手頃で、初めてのゲーミングイヤホンとして人気。
- デメリット
-
- サウンドはフラット寄りだが、低音域の迫力は控えめ。
- ブームマイクがないので、クリアな音声通話を求める人には物足りない可能性。
2. Razer Hammerhead Duo
- 特徴
-
ゲーミングデバイス大手Razerのデュアルドライバーイヤホン。
- 主な仕様
-
- 3.5mmプラグ接続、インラインマイク搭載
- アルミ製ハウジングで耐久性が高い
- デュアルドライバー構成により、高音と低音をバランス良く再生
- メリット
-
- Razer特有のゲーミングデザインとブランド力。
- デュアルドライバーにより細かな音の表現が得意で、FPSやRPGにも対応しやすい。
- ケーブルが絡みにくいフラットデザイン。
- デメリット
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- インラインリモコンがシンプルで、音量調整はやや煩わしい場合も。
- ブームマイクを求める人には不向き。
https://m.media-amazon.com/images/I/61NR-5HE6UL.AC_UF894,1000_QL80.jpg3. ASUS ROG Cetra
- 特徴
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ゲーミングブランド「ROG(Republic of Gamers)」からの有線イヤホン。
- 主な仕様
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- USB Type-C接続でハイレゾ対応(アダプター等で他デバイス対応も検討)
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能搭載
- インラインリモコン・マイク付き
- メリット
-
- ANCで外部ノイズを低減し、ゲームへの没入感が高まる。
- 高級感ある仕上がりとROGのブランド性。
- 中音域や高音域がクリアに再生され、FPSなどでの足音検出力が評価されている。
- デメリット
-
- USB-C限定のため、3.5mmジャックがないデバイスならそのまま使えない場合がある。
- 価格がやや高めで、一般的なイヤホンよりも初期投資が必要。
4. SteelSeries Tusq
- 特徴
-
eスポーツ界で人気のSteelSeriesが手掛けるブームマイク付きイヤホン。
- 主な仕様
-
- 3.5mmステレオミニプラグ
- 着脱式ブームマイク+インラインマイクのデュアルマイク構成
- 軽量設計で長時間装着に配慮
- メリット
-
- ブームマイクがあるので、口元に近くクリアな音声を届けられる。
- インラインマイクも搭載されており、ブームマイクを外しても通話可能。
- SteelSeries独自のサウンドチューニングで、ゲーム音とボイスチャットをバランスよく再生。
- デメリット
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- カラーバリエーションが少なく、デザインはシンプル。
- 低音が控えめで、迫力を求める人には物足りないかもしれない。
5. EPOS GTW 270 Hybrid
- 特徴
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Sennheiserから派生したゲーミングブランドEPOSが提供する完全ワイヤレスイヤホン。
- 主な仕様
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- Bluetooth 5.1対応(aptX LLコーデック対応のUSB-Cドングル付属)
- IPX5の防滴性能
- 専用ドングルで低遅延接続が可能(Switch、PS5、PCなど)
- メリット
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- 完全ワイヤレスでケーブルレス、ドングル使用で音声遅延を大幅に低減。
- 高品質なオーディオメーカーのチューニングにより、クリアな中高音と適度な低音が得られる。
- 外でも使いやすく、スマホゲームから据え置き機まで幅広く対応。
- デメリット
-
- 完全ワイヤレスのためバッテリー駆動時間に制限がある。
- マイク性能は状況により有線イヤホンやヘッドセットに劣る場合も。
- 価格が高めで、ハイエンド寄りのユーザー向け。
ゲーミングイヤホンの注意点とメンテナンス
- 遅延(レイテンシ)
ワイヤレスの場合はBluetoothの遅延を考慮し、有線接続や低遅延コーデック対応のモデルを選ぶと安心です。
FPSなど精度が求められるゲームは有線が無難とされます。 - 耳の疲労・耳への負担
イヤホンは耳内部への負担が大きい場合もあるため、適宜休憩を挟んだり、イヤーチップを自分に合ったサイズに交換したりするのが大切。 - 音漏れや周囲への配慮
カナル型は密閉度が高い分、大音量で聴くと耳を痛める可能性があります。
また、外出先で音漏れを起こさないよう注意が必要。 - メンテナンス
汗や耳垢などでイヤーチップが汚れることも多いため、定期的に取り外して洗浄・消毒するなどのメンテナンスを行いましょう。
長期間放置すると衛生面だけでなく、音質やフィット感にも悪影響を及ぼします。
まとめ
ゲーミングイヤホンは、ヘッドセットに比べ軽量かつコンパクトで、長時間の装着でも疲れにくいという大きなメリットがあります。
モバイルゲームユーザーだけでなく、PCやコンソールでのプレイでも「頭の締め付けをなくしたい」「外部スピーカーなしでプレイしたい」という場面で大いに活躍してくれます。
とはいえ、FPSやTPSなどでの精度重視、ボイスチャットのクオリティアップなど、それぞれのニーズによって最適なイヤホンは変わります。
音質・マイク性能・フィット感・遮音性などを総合的に判断し、自分の用途にぴったり合った1本を選びましょう。
また、ゲーミングイヤホンを使う場合は、ケーブルの取り回しやメンテナンスにも気を配ると、より快適に使い続けられます。
自分の耳に合ったイヤーチップを選ぶことで、長時間のゲームプレイでも痛みやストレスを軽減でき、勝率アップにも繋がるかもしれません。
最後にもう一度、ポイントを振り返ると以下のとおりです。
- 装着感とフィット感:長時間のプレイでも耳が痛くならないか
- 音質とサウンド傾向:足音重視か、迫力重視かで選ぶ
- マイク性能:インライン or ブームマイク、ノイズキャンセリングの有無
- 有線/ワイヤレス:遅延を嫌うなら有線、利便性を求めるならワイヤレスもアリ
- 遮音性やノイズキャンセリング:周囲の雑音をどこまで遮りたいか
- 耐久性やデザイン:毎日使うものだから、見た目や使い勝手も重視
この記事が、みなさんがゲーミングイヤホンを選ぶ際の参考になれば幸いです。
自分に合ったイヤホンを手に入れて、より快適で楽しいゲームライフを送りましょう!

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