ノートパソコンで場所を選ばず快適にゲームができれば、こんなに便利なことはありません。
最近では「ゲーミングノートPC」と呼ばれる高性能モデルが各メーカーから続々と登場し、デスクトップPCに負けない性能をうたう製品も増えています。
しかし一方で、「ゲーミングノートPCはやめとけ」という声もしばしば耳にします。
本記事では、なぜゲーミングノートPCはやめとけと言われるのか、その理由と真相を徹底解説します。
ゲーミングノートPCを検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ゲーミングノートPCとは?
まず、「ゲーミングノートPC」とは、ゲームを快適にプレイできるように高性能なパーツを搭載したノートパソコンのことを指します。
- 高性能CPU(インテルCore i7 / i9、AMD Ryzen 7 / 9など)
- 高性能GPU(NVIDIA GeForce RTXシリーズ、AMD Radeonシリーズなど)
- 十分なメモリ容量(16GB以上が一般的、ハイエンドなら32GB以上)
- 高速SSDを搭載し、ゲームの起動時間やロード時間を短縮
- 高リフレッシュレート(120Hz / 144Hz / 240Hz…)のディスプレイを採用
これらの要素を兼ね備えることで、通常のノートPCよりも重い3Dゲームを高いフレームレートで動かせるのが特徴です。
しかし、その分だけ価格が高かったり、本体が大きく重くなりがちというデメリットもあります。
ゲーミングノートPCはやめとけと言われる理由

1. 価格が高い
最もよく挙げられる理由のひとつが、ゲーミングノートPCの価格は高いということです。
- デスクトップPCと同等の性能を得ようとすると、ノートPC向け専用パーツのコストが加算され、どうしても値段が跳ね上がる。
- 高性能GPUを搭載したハイエンドモデルだと、20万円~30万円台は当たり前、さらに上の価格帯も珍しくない。
同じ予算であれば、デスクトップPCのほうがより高い性能を得やすいため、コスパ重視の人には不向きと感じられ、「やめとけ」と言われる原因になります。
2. 放熱の問題が大きい
ゲーミングノートPCは放熱(冷却)性能が不足しがちという点も大きなデメリットとして挙げられます。
- ゲームを動かすとCPUやGPUが高負荷で動作し、大量の熱が発生する。
- デスクトップPCなら大型ファンや液冷クーラーで冷やせるが、ノートPCの限られたスペースでは空気の循環が悪く、熱がこもりやすい。
- サーマルスロットリング(熱による動作クロックの自動制限)が発動すると、性能が大幅に低下するケースがある。
高負荷なゲームを長時間プレイする場合、本体が非常に熱くなるので、キーボード部分に触れているだけで不快感を覚えることもしばしば。
こうした熱対策の難しさはノートPC最大の弱点といえるでしょう。
3. 搭載パーツの制限
ノートパソコンは基本的にパーツ交換の自由度が低いです。
- CPUやGPUはマザーボードに直付けされていることが多く、後から交換不可能な場合がほとんど。
- メモリやストレージは交換・増設できるモデルもあるが、スペースの制限があり、選べる製品も限られる。
- デスクトップならパーツだけ入れ替えれば性能アップできるが、ノートPCではそうはいかない。
つまり、一度買ったモデルを長期間性能アップし続けるのは困難です。
最新ゲームの必要スペックが高まったときに、柔軟に対応できないのは大きなデメリットといえます。
4. バッテリー駆動時間の短さ
ゲーミングノートPCは高性能パーツを搭載しているため、消費電力が大きく、バッテリー駆動時間も短めです。
- スペック表には「最大5時間駆動」などと書いてあっても、重いゲームを動かすと1時間~2時間ほどでバッテリー切れとなることも珍しくありません。
- 結局、コンセントに常時接続したまま使うケースが多く、ノートPCのメリットである「持ち運びながらプレイ」が制限されがち。
携帯性を期待してゲーミングノートPCを購入しても、実際は電源ケーブルと大型ACアダプターを常に持ち運ばざるを得ないというのは大きな矛盾点です。
5. キーボードや操作性の違い
ゲーミングノートPCは、本体にキーボードが一体化しています。
これは利点にもなるのですが、
- デスクトップゲーマーが使うようなメカニカルキーボードの打鍵感やカスタマイズは得られない。
- キー配置やキーピッチ、トラックパッドの位置などが固定され、マウスの配置も限られる。
- 長時間ゲームをするときに手首の角度や姿勢に無理が生じる場合も。
慣れればある程度問題ないものの、PCゲームに最適化されたキーボードやマウスを好むユーザーにとっては物足りなく感じるかもしれません。
6. 拡張性・修理の問題
ノートPCは構造が複雑で、修理や故障対応が面倒になりがちです。
- 自作PCやデスクトップならパーツ単位で交換できるが、ノートPCは一体化されているため、トラブル箇所によっては高額修理・長期修理になる可能性がある。
- 拡張カードや外部機器を増設したいときも、USBポートやThunderboltなど限られた形での拡張に限られる。
こうした制約のせいで、「長く使うには向いていない」「不具合が起きたら買い替えしかない」と考える人が多いのです。
実際のゲーミングノートPCの性能はどうなのか?
ここまでネガティブな要素を列挙してきましたが、近年のゲーミングノートPCは性能面で飛躍的に進化しています。
- 新しいCPUやGPUの省電力化・小型化が進み、以前よりはるかに高性能・省スペース化が可能に。
- 放熱設計も独自のヒートパイプ技術や液体金属の採用など、メーカーごとに工夫が凝らされている。
- 144Hz以上の高リフレッシュレートディスプレイ搭載モデルが普及し、eスポーツ向けにも対応。
- 小型で薄型なシャーシに、RTX 3060 / 3070 / 3080クラスのGPUを搭載するモデルも多数登場。
ただし、同スペックのデスクトップPCよりも高価なのは依然として変わりません。
コスパを重視するなら、やはりデスクトップPCに軍配が上がります。
ゲーミングノートPCを選ぶメリット

ここまでやめとけと言われる理由を深掘りしましたが、当然ながらメリットが皆無というわけではありません。
むしろ、特定の用途やライフスタイルに合致すれば、大きな利点があります。
1. 持ち運びのしやすさ
- 出先や友人宅でゲームを楽しめる
- 大学や職場、旅行先でもPCゲームがしたい人にとっては、デスクトップでは不可能なモバイル性が大きな魅力。
2. スペースの節約
- 狭い部屋や寮生活など、デスクトップPCを置く余裕がない環境で重宝する。
- 机の上のケーブルの煩雑さを避けたい人にもメリット大。
3. デスクトップ環境を用意しなくてもよい
- モニター・本体・キーボードが一体化しているため、デスクやモニターアームなどをそろえる必要がない。
- 初期導入のハードルが低く、電源コードだけで即使い始められる手軽さがある。
4. ノートPCとしての汎用性
- ゲーム以外の用途(ビジネスや学業)にも対応可能。
- 高性能だからこそ、動画編集・CAD・3DCGなどの作業もこなせる。
ゲーミングノートPCを選ぶ際の注意点
もしゲーミングノートPCの購入を検討するなら、以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。
1. スペックと冷却性能を重視
- CPU・GPUの型番や性能をよく比較する。
- 冷却ファンの数やヒートパイプの設計、エアフローの確保など、冷却関連のレビューを確認する。
- 熱がこもりやすい製品はサーマルスロットリングで思ったほど性能が出ないことも多い。
2. 重量とサイズのバランス
- 15.6インチ以上のゲーミングノートは2kg~3kgを超える場合が多く、持ち運びは結構大変。
- 画面サイズと解像度、重量のバランスを見極め、自分が本当に持ち運びたくなる範囲か確認。
3. バッテリーよりもACアダプター使用を前提に
- ゲーミングノートPCをバッテリー駆動のまま長時間ゲームするのは現実的でない。
- 出先でもコンセントが確保できる場所かどうかを考慮する必要がある。
4. メーカーのサポート体制を確認
- 故障や修理対応の口コミや評判をチェック。
- 海外メーカーの場合、国内サポートの質や拠点数などが製品選びに大きく影響する。
5. 無理をせず予算を確保
- 中途半端なスペックのゲーミングノートを買うと、性能不足で後悔することが多い。
- 最低でも15万円以上、ハイエンドを目指すなら20~30万円の予算を見込んだほうが現実的。
ゲーミングノートPCが向いている人・向いていない人
向いている人
- 1.持ち運びを最優先
-
仕事や学校の合間、出張先、実家など、場所を問わずゲームを楽しみたい人。
- 2.スペースが限られている
-
ワンルームや学生寮など、大きなデスクトップを置く余裕がない場合。
- 3.ゲーム以外の用途もある程度重視
-
出先での資料作成や動画編集など、ノートPCが有利な作業が多い人。
向いていない人
- 1.コスパ最優先
-
同じ予算なら、デスクトップPCのほうが圧倒的にハイスペックを手に入れられる。
- 2.拡張性やアップグレードを重視
-
長期的にパーツ交換を繰り返し、常に最新状態を保ちたい人はデスクトップが向いている。
- 3.ゲームしか使わない
-
ゲーム専用ならデスクトップのほうがパフォーマンス・冷却面で安心。
「やめとけ」意見への対処法:実際どうなの?
「ゲーミングノートPCはやめとけ」という意見に対しては、以下のように考えることがポイントです。
- 1.本当に自分が必要としているか?
-
- ただの憧れや流行で選んでしまうと後悔しやすい。
- 用途と場所をしっかり明確化する。
- 2.デスクトップPCとの使い分けを検討
-
- 自宅ではハイパワーのデスクトップPC、外出先は一般的なノートPCという組み合わせを選ぶ手もある。
- 予算と環境が許すなら、二台体制で使い分けが最強。
- 3.最新製品や高級モデルを選ぶ
-
- ゲーミングノートPCはモデル選びがとても重要。
中途半端な製品だと、熱や性能不足で不満が募りやすい。 - 最新の省電力アーキテクチャや先進的な冷却技術を採用しているモデルなら、かなり快適に使える可能性が高い。
- ゲーミングノートPCはモデル選びがとても重要。
- 4.実機レビューをチェック
-
- スペック表だけではわからない発熱量やファン音、実ゲームでのfpsなどを確認する。
- YouTubeやブロガーのレビュー動画・記事などが非常に参考になる。
まとめ:本当にやめとくべきか、それとも…?
結論として、ゲーミングノートPCが絶対にダメというわけではなく、使い方次第で大きなメリットを得られる場合があります。
- デスクトップPCと比べてコスパは悪くなりがち
- 高負荷時の放熱問題やアップグレードの難しさ
- バッテリー駆動時間の短さなど、弱点は多い
しかし、
- 場所を選ばずゲームができる
- スペースが限られた環境でオールインワンのゲーム環境を手に入れられる
- ビジネスや学業との両立を1台でこなせる
といった利点を享受できるので、自分のライフスタイルに合えば十分アリだといえます。
もしあなたが「出先でもPCゲームを楽しみたい」「デスクトップを置く余裕がない」「大きめの投資をしてでも携帯ゲーム環境を整えたい」というのであれば、ゲーミングノートPCは選択肢のひとつとして検討してもよいでしょう。
一方で、純粋にゲーム性能とコスパを最優先するなら、デスクトップPCのほうが圧倒的に有利です。
「ゲーミングノートPCはやめとけ」と言われる理由は確かに存在しますが、最終的に購入を決断するのはあなた自身。
本記事を参考にしながら、ぜひ後悔の少ない買い物を実現してください。

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