「グラフィックボード(GPU)を変えるだけで、PCが生まれ変わったみたいにパフォーマンスが上がる」
PCを組む、あるいは買い換える際に、そんな話を耳にしたことはないでしょうか。
実際、GPUはゲーミングや動画編集、3D制作など映像系の処理に大きく関わる重要パーツです。
とはいえ、NVIDIAやAMDなど様々なモデルがあり、「初心者にはどれを選べばいいのか分からない…」と悩む方も多いはず。
本記事では、初心者向けにGPU選びのポイントをやさしく解説したうえで、ゲーム用途や動画編集に適したおすすめモデルをご紹介します。
自分に最適なGPUを見つけて、パソコンの映像処理をさらに快適にしましょう!
GPU(グラフィックボード)とは?

GPU(Graphics Processing Unit)は、映像処理を専門的に行うプロセッサです。
PCに搭載されたグラフィックカード(ビデオカード)や、APU(CPUに内蔵されたGPU)などの形で存在します。
3Dゲームや動画編集、レンダリングなど大量の並列処理が必要な作業で大活躍。
- ゲーミング:フレームレート向上、解像度向上に大きく寄与
- 動画編集:GPUエンコードやプレビュー再生がスムーズになる
- 3DCG・CAD:複雑な3Dモデルを高速にレンダリング
GPUをアップグレードすると映像面のパフォーマンスが飛躍的に向上することが多く、特に最新ゲームや高解像度での作業では欠かせないパーツです。
初心者向けGPU選びのポイント
2-1. 用途をはっきりさせる
- ゲーム中心なのか、動画編集やイラスト制作、3Dモデリングなどの重い作業をするのか、あるいはライト用途(Web・オフィスソフト)なのか。
- ゲームの場合はプレイするタイトルや解像度、フレームレートの目標を考える。
2-2. 予算を決める
GPUの価格帯は1万円台~20万円以上と非常に幅広いです。
あらかじめ自分の予算上限を決めておけば、候補が絞りやすくなります。
全体バランス(CPU、電源、RAMなど)も合わせて考えると、無駄な出費を避けられます。
2-3. 電源・スペースの確認
- 電源容量:ハイエンドGPUは300W以上を消費するものもあり、750W~850W級電源が必要な場合がある。
- PCケースの物理スペース:3連ファンの大型GPUは300mm以上の長さになることも珍しくありません。
- 補助電源コネクタ:6pin / 8pinを複数必要とするGPUもあるので、電源ケーブルに余裕があるかチェック。
2-4. GPU世代・型番の見方
- NVIDIA
-
- GeForce RTX 30シリーズ(旧世代:20シリーズ / 16シリーズ)など。
- 型番(例:RTX 3060 / 3070 / 3080)の数字が大きいほど性能が高い。
- AMD
-
- Radeon RX 6000シリーズ(旧世代:5000シリーズ)など。
- 同じく数字が大きいほどハイエンドという傾向。
主要GPUメーカーと特徴
NVIDIA GeForce
- ゲーム市場のシェアが大きく、ドライバ最適化も安定。
- RTXシリーズはレイトレーシングやDLSS技術で高いパフォーマンスを発揮。
- 独自のエンコードエンジン(NVENC)が動画配信に強く、ストリーマーに人気。
AMD Radeon
- 同価格帯でコア数やメモリ容量が豊富な傾向がある(コスパが高い)。
- Radeon Softwareでのドライバ更新や機能追加も積極的。
- 同じAMD製CPU(Ryzen)との組み合わせでプラットフォーム最適化を狙う人も多い。
ゲーム・動画編集におすすめのGPUモデル
ここではエントリー(1~2万円台)、ミドルレンジ(3~5万円台)、ハイエンド(6万円以上)の3カテゴリでピックアップします。
価格は参考であり、為替やセール状況で変動する点に注意してください。
4-1. エントリーモデル:ライトゲーマー・ビジネス向け
NVIDIA GeForce GTX 1650
- 価格帯
-
1.5~2万円前後
- スペック目安
-
4GB GDDR5 / 75W程度の消費電力
- 特徴
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- 省電力で補助電源不要のモデルもあり、小型PCにも適合。
- eスポーツタイトル(LoL、Dota2、CS:GOなど)をフルHD・中設定で60fps以上確保できる。
- 動画編集や簡易3D作業にも最低限対応可。
AMD Radeon RX 6400
- 価格帯
-
1.2~1.6万円前後
- スペック目安
-
4GB GDDR6 / 53W前後
- 特徴
-
- 省電力であるため、補助電源無しで稼働するモデルが多い。
- GTX 1650と同程度の性能で価格が競合。
- 最新のRDNA2世代でドライバアップデートも積極的。
エントリークラスは最新AAAタイトルの最高設定は厳しいですが、低~中画質であれば十分遊べるモデルもあります。
予算が限られている人やライトゲーマーに最適。
4-2. ミドルレンジ:フルHDゲーミング・動画編集
NVIDIA GeForce RTX 3060
- 価格帯
-
4~5万円前後
- スペック目安
-
12GB GDDR6 / 170W前後
- 特徴
-
- レイトレーシングやDLSS対応で、フルHD~WQHDでの快適ゲーミングが可能。
- VRAM 12GBは動画編集でも役立つ場面が多い。
- 消費電力も抑えめで電源負荷が比較的少ない。
AMD Radeon RX 6600 / 6600 XT
- 価格帯
-
3~4万円前後(6600無印)、4~5万円前後(6600 XT)
- スペック目安
-
8GB GDDR6 / TDP 132~160W程度
- 特徴
-
- AMDのRDNA2アーキテクチャにより、効率が良くコスパに優れる。
- フルHD高設定で大多数のゲームを快適にプレイ。
- ストリームプロセッサ数が多い「XT」版なら動画編集性能も向上。
ミドルレンジはゲーミングで最も人気の価格帯。
フルHDで高fpsを狙うならRTX 3060やRX 6600系が◎。
動画編集・配信もカバーできる万能ゾーンです。
4-3. ハイエンド:WQHD~4Kゲーミング・高負荷編集
NVIDIA GeForce RTX 3070 / 3070 Ti
- 価格帯
-
6~8万円前後
- スペック目安
-
8GB GDDR6 / TDP 220~290W程度
- 特徴
-
- WQHD環境で高リフレッシュレートのゲーミングを実現。
- レイトレーシング性能も高く、DLSSと組み合わせれば4Kも視野に入る。
- 動画編集や3DレンダリングでNVENCエンコードを活用すれば快適。
AMD Radeon RX 6800 / 6800 XT
- 価格帯
-
7~9万円前後(6800)、9万円~12万円前後(6800 XT)
- スペック目安
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16GB GDDR6 / TDP 250~300W超
- 特徴
-
- 大容量16GB VRAMが強みで、高解像度テクスチャのゲームや4K動画編集に向いている。
- レイトレーシング性能はNVIDIAに一歩劣るが、純粋なラスタライズ性能は優秀。
- CPUがAMDならSmart Access Memoryなどの相乗効果が狙える。
ハイエンド帯になると4Kゲーミングやハイレベルの動画編集・3DCGでもストレスフリー。
予算が許すなら高性能GPUを選ぶことで、長期間の運用やハイエンドゲーム体験を保証できます。
GPU選びで注意すべきポイント
5-1. 消費電力と電源容量
高性能GPUほど消費電力が増え、補助電源の6pinや8pinが1~3本必要な場合も。
電源ユニットが足りないと安定動作しないので、余裕のあるワット数(GPUの推奨より+100W程度)を選びましょう。
5-2. PCケースのサイズ・放熱
大型GPUは長さが300mm以上、厚さが3スロット占有という例も珍しくありません。
ケース内のグラボ対応長さやエアフローを確認し、ケースファンの増設など放熱対策も考慮してください。
5-3. CPUとのバランス
「CPUがボトルネック」という状態になると、せっかく高性能GPUを導入しても性能をフルに発揮できません。
特に古い世代のCPU(Core i5 4代目など)と最新ハイエンドGPUの組み合わせは不釣り合いです。
CPUの世代・性能も合わせて見直す必要があります。
5-4. ドライバーとソフトウェアのサポート
NVIDIA、AMDともに定期的なドライバ更新で性能向上やバグ修正があります。
クリエイティブソフトやゲームによって最適化が異なるので、使いたいアプリケーションがどちらのGPUと相性がいいか、事前に調べるのもおすすめ。
よくある質問(Q&A)
まとめ:最適なGPUを選んで快適な映像体験を
- 用途(ゲーム、動画編集、3D作業など)と予算を明確に
- 消費電力やケースサイズ、電源容量などハードウェア要件の確認を忘れずに
- NVIDIAならGeForce RTXシリーズ、AMDならRadeon RXシリーズが主力
- CPUや周辺パーツとのバランスも重要
GPUはPCの映像処理を担当するため、選び方次第で体感性能に大きな差が出ます。
初心者の方は、まずミドルレンジのRTX 3060やRX 6600あたりを軸に検討すると失敗が少ないでしょう。
ハイエンド志向ならRTX 3070以上やRX 6800以上で高解像度ゲームも快適に楽しめます。
今回紹介した各モデルの特長を参考に、あなたのPC環境に最適なGPUを見つけてください。
最高の映像体験を手に入れ、ゲームやクリエイティブ作業を心ゆくまで楽しみましょう!

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