「パソコンを組む(買う)なら、まずはどのCPUにするかを決めるべき!」と言われるほど、CPU(中央演算処理装置)はPCの根幹を担うパーツです。
高性能なCPUほど高い処理能力を発揮する一方、価格も高くなりがちです。
しかし、使い方や予算、他のパーツ構成をうまく考慮すれば、ちょうどいい性能をお得に手に入れることは充分可能です。
本記事では、コスパ重視のCPU選びをテーマに、各メーカーやシリーズごとの特徴を紹介しつつ、具体的なおすすめモデルを徹底解説していきます。
初心者から上級者まで、後悔しないCPU購入の指針となる情報を網羅しました。
ぜひ、パーツ選定や買い替えの参考にしてみてください。
CPU選びの基本:何を基準に選ぶ?
CPUを選ぶときには、以下のポイントを意識しておくと、使い勝手と価格のバランスを取りやすくなります。
1. 用途を明確にする
- ゲーミング
-
グラフィック性能が重視されがちですが、CPUのシングルコア性能や高リフレッシュレート対応には一定以上のCPUパワーが必要。
- 動画編集・配信
-
コア数・スレッド数の多さが効率に直結。
マルチスレッド性能を重視。 - ビジネス・学業用
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オフィスソフトやブラウジングがメインなら、エントリー~ミドルクラスで十分。
2. 予算とパフォーマンスのバランス
「最上位モデルを買っておけば安心!」という考え方もありますが、予算オーバーしがちですし、使いこなせない性能はもったいない。
自分の使い方に合った性能をコスパよく買うのが理想です。
3. ソケット・マザーボードの互換性
CPUを選ぶ際は、必ずソケット規格(LGA1700、AM4、AM5など)とマザーボードのチップセットの対応をチェックしましょう。
型落ちの旧世代マザーボードと新世代CPUが合わない可能性もあります。
4. 将来のアップグレード
PCは部分交換でアップグレードがしやすい反面、CPUソケットが変わったり、メモリ規格が変わったりするとまとめて交換する必要が出てきます。
長期的に見るなら、最新ソケットのCPUを選んでおくとアップグレードの幅が広がります。
主要CPUメーカーと特徴
インテル(Intel)
- Coreシリーズ(Core i3 / i5 / i7 / i9)がメイン。
- シングルコア性能に優れ、ゲーミング用途で高い評価。
- 最新世代(例:第12世代「Alder Lake」、第13世代「Raptor Lake」など)は効率コア(Eコア)と高性能コア(Pコア)を組み合わせている。
- 周辺ソフトやマザーボードが豊富で、安定したドライバサポートが強み。
AMD
- Ryzenシリーズ(Ryzen 3 / Ryzen 5 / Ryzen 7 / Ryzen 9)が主力。
- コア数が多く、マルチスレッド性能に優れている傾向。
- 第3世代以降はシングル性能でも追い上げており、ゲーミング性能も高い評価。
- 価格競争でコスパが良いモデルが多く、中~上位帯で特に人気が高い。
コスパ重視のCPUラインナップを徹底比較
1. インテルCore i3 / i5シリーズ
- Core i3
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- 予算を抑えたいライトユーザー向け。
- 動画編集や3Dゲームにはパワー不足な場合も。
- オフィス作業や軽ゲーミングには最適。
- Core i5
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- ゲーミングや配信にも対応できるミドルクラス。
- シングルコア性能がしっかりしていて、FPSなど高フレームレート重視のゲームに向いている。
- 「とりあえずCore i5で組んでおけばOK」と言われるほど、汎用性・コスパが高い。
2. AMD Ryzen 3 / Ryzen 5シリーズ
- Ryzen 3
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- 4コアをベースとしたエントリーモデル。
- 軽いゲームやブラウジング、オフィス用途なら快適。
- 低予算PCや省電力を求める方に向いている。
- Ryzen 5
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- 6コア12スレッドのモデルが主流で、マルチタスクに強い。
- ゲームからクリエイター用途まで十分こなせる。
- インテルCore i5と並ぶ定番コスパCPU。
おすすめCPUモデル:用途別に解説
1. ゲーム中心:ミドルレンジCPUで十分?
最新のAAAタイトルやeスポーツ系ゲームをプレイする場合、グラフィックカード(GPU)が性能の要となるケースが多いですが、シングルコア性能や高いクロックもゲーミング性能を左右します。
以下のモデルがコスパ良好です。
- インテルCore i5-12400 / 13400
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- 6コア(Pコア)+ 効率コア(モデルによる)
- ゲーミング性能と価格がバランス良い。
- AMD Ryzen 5 5600 / 7600
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- 6コア12スレッド
- ゲーミングにもクリエイティブにも対応できる万能型。
2. クリエイティブ用途:動画編集・配信など多コア重視
動画編集や3DCG、配信などマルチスレッドが重要なワークロードの場合、8コア以上のCPUがあると効率UP。
コスパを追求するなら、下記がおすすめです。
- インテルCore i7-12700 / 13700
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Pコア/Eコアを合わせて12スレッド以上、動画編集・配信に十分な性能。
- AMD Ryzen 7 5700X / 7700X
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- 8コア16スレッド。 高負荷作業でもパフォーマンス安定。
- 消費電力・発熱も比較的抑えられる。
3. ライトユーザー:省電力とコスパ重視
Officeソフトやネット閲覧メインなら、Core i3やRyzen 3で十分です。
以下のモデルが候補となります。
- Core i3-12100 / 13100
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- 4コア8スレッド。 シングルスレッド性能も高い。
- GPU内蔵モデル(Fが付かない型番)ならグラボ不要の構成も可。
- Ryzen 3 4100 / 5300G
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- 4コア8スレッドのエントリーモデル。
- APU(グラフィックス内蔵)の「G」モデルなら、軽いゲームもこなせる。
4. オーバークロックや自作PC趣味向け
「とにかく遊びたい!」という上級者は、K付き(インテル)やX付き(AMD)のオーバークロックモデルを選ぶのもアリ。
例として以下のモデルが候補となります。
- Core i5-13600K
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- 6Pコア + 8Eコアでマルチ性能もバッチリ。
- オーバークロック耐性も高く、遊びがいがある。
- Ryzen 5 7600X
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- 第5世代RyzenでAM5ソケットに対応。
- DDR5やPCIe 5.0を活かした自作ができる。
CPU周りで気をつけたいポイント

1. CPUクーラーと冷却
高性能CPUほど発熱が大きくなりがちです。
リテールクーラー(純正クーラー)でも冷却はできますが、静音性や冷却効率にこだわるなら、サードパーティ製の空冷クーラーや簡易水冷を検討しましょう。
2. メモリやストレージとのバランス
CPUだけ高性能でも、メモリが少なかったり遅いとボトルネックになる可能性があります。
最新世代のCPUでは、DDR4 or DDR5に対応するかもチェック。
ストレージもNVMe SSDを使えばシステム全体の体感速度が大きく向上します。
3. GPU(グラフィックボード)との組み合わせ
特にゲーミングでは、CPUとGPUの性能バランスが重要。
例えば、ハイエンドGPUを使っているのにCPUがボトルネックになり性能をフルに発揮できないという状況はもったいないです。
逆に、ミドルクラスのCPUに高額GPUを組み合わせても、ゲームによっては効果が半減するかもしれません。
CPU選びでよくある質問(Q&A)
まとめ:CPU選びで失敗しないためのポイント
- 用途を明確にして必要な性能を見極める
- コスパ(価格とパフォーマンス)のバランスを意識し、上位モデルに惑わされない
- ソケットやチップセット、マザーボードとの互換性をチェック
- GPUやメモリなど他のパーツとのバランスも大切
- 長期的に見るなら最新世代かつ余裕ある性能を選ぶと安心
CPUはPCの心臓部。
ここを間違えると全体のパフォーマンスやアップグレードの自由度に大きく影響します。
本記事で紹介したコスパ重視のおすすめモデルやポイントを参考に、ぜひ最適なCPUを選んでみてください。
高い満足度で長く使えるパソコンライフを楽しんでいただけることを願っています!

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